AsciiDocにおいて数式を挿入するには、以下の2つの方法が考えられます。

  • 「asciidoctor-asciidoctor-mathematical」の導入

    • gem install する際にcmakeできる必要があります。

    • Windowsの場合、少々難易度が高いようです。

  • 数式をPNGなどの画像ファイルに変換して挿入

    • オフィスの数式エディタを使う方法

    • その他のエディタを使う方法★

今回は、★の方法を使ってみます。使うのは、 Mathcha - Online Math Editor です。

Mathchaの概要

「Mathcha」は、数学オンラインWYSIWYGエディターです。数学の公式/方程式をすばやく書くことをサポートしてくれます。十分な標準テキスト編集機能、さまざまな数学記号/レイアウトのセット、および描画機能を提供します。これにより、数学文書(標準テキスト、数学モードテキスト、図/グラフ)を1か所で作成できます。

簡単な使い方

起動

[Open Editor]ボタンで起動します。

ログインしていないと、mathcha002 新規作成や mathcha003 フォルダ作成が使えません。その場限りで作成する場合はログインしなくても大丈夫です。

ログインすると、以下のような画面となります。

mathcha001

とりあえず数式の作成

mathcha002 で新規作成します。

[Suggestion Box]ボタンを押して、[math-container]を選択します。

mathcha004

再度、[Suggestion Box]ボタンを押せば、いろいろな数式を挿入することができます。

mathcha005

灰色の部分は、Shiftを押しながら選択すれば、入力可能な状態で挿入されます。

mathcha006

とりあえず出力

入力した数式を選択すると、上部にエクスポート用のボタンが表示されます。

mathcha007

[Image]ボタンを押します。

mathcha008

[Download]ボタンを押して、所望の名前で保存します。

以下は、ダウンロードしたPNGファイルを読み込んだものです。×2でダウンロードし、画像幅を半分にしています。

mathcha009

`asciidoctor`や`asciidoctor-pdf`は、SVGファイルを読み込むこともできますが、フォントの設定がよくわかりませんでした。。。
フォントの存在しないSVG(アウトラインをとったもの)なら正常に表示されます。恐らくprawn-svgのフォント設定だと思います。

ヘルプなど

左下の「Features Document」をクリックすると英語ではありますが、ドキュメントが表示されます。

mathcha010

本ページについて

本ページはAsciiDocで作成しています。 こちら にサンプルを置いておきます。サンプルは、「 Visual Studio CodeからPDFを出力する 」の方法で比較的簡単にPDFやHTMLにすることができます。

Homeへ
AsciiDocの記事Topへ
本ページはAsciiDocで作成しました。