Node-REDのインストール手順は以下の通りです。
- Node.jsのインストール
- Node-REDのインストール
- Node-REDのパッケージのインストール
公式サイトのインストールの説明は、こちらです。
このサイトでは、Windows10 64ビットを使って説明します。
本説明は2023年3月版です。古い説明はこちらにあります。
Node.jsのインストール
Node-REDは2023年3月において、Node-RED2系では14.xが推奨、Node-RED3系では16.xが推奨です。
推奨されたバージョンのNode.jsの場合、そのバージョンのNode-REDおよびNode-RED用パッケージが用意されていますのでスムーズに環境構築ができます。しかし、サポートレベルのバージョンの場合は、ローカルPCでリビルドが必要になる場合があります。(環境によっては、エラーが発生する場合があります。)
Node-REDをインストールするためのソフトのインストーラの準備やバージョンの管理など、じょじょに大変になってきました。
Windowsのパッケージ マネージャである「Chocolatey」を使うことにします。「Chocolatey」の導入については、こちらをご覧ください。
すでに「Chocolatey」がインストールされていることを前提に説明を続けます。
コマンド プロンプトを管理者権限で起動し、以下を実行してください。
> choco search nodejs-lts -a
Chocolatey v1.3.0
Using the list command with remote sources is deprecated and will be made
to only list locally installed packages in v2.0.0. Use the search, or find,
command to find packages on remote sources (such as the Chocolatey Community
Repository).
nodejs-lts 6.12.3 [Approved]
nodejs-lts 8.9.4 [Approved]
nodejs-lts 14.18.0 [Approved]
・・・
nodejs-lts 18.14.1 [Approved]
nodejs-lts 16.19.1 [Approved] ←これ
nodejs-lts 14.21.3 [Approved]
nodejs-lts 18.15.0 [Approved]
144 packages found.
Node.jsのLTS版の16系の最新は、バージョン16.19.1であることが分かります。
以下でインストールします。
> choco install nodejs-lts -Version 16.19.1
環境変数NODE_PATH
をC:\Users\[YOUR ACCOUNT]\AppData\Roaming\npm\node_modules
で作成し、環境変数パスに%NODE_PATH%
を追加してください。(結構、重要ポイントです)
ちなみに、インストールを失敗したり、古いバージョンのものをアンインストールした場合、以下のフォルダを削除してから再実行すると良いかもしれません。
- C:\Program Files\nodejs
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\.node_repl_history
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\.npmrc
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\AppData\Roaming\npm
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\AppData\Roaming\npm-cache
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\.node-red
- C:\users\[YOUR ACCOUNT]\.windows-build-tools
Node-REDのインストール
コマンド プロンプトを管理者権限で再起動し、以下を実行します。
> npm install -g --unsafe-perm node-red
Node-REDのパッケージのインストール
Node-RED上でもできますが、DOSプロンプト上で行えば、複数のパッケージをまとめてインストールすることができます。
DOSプロンプトを起動し、以下を実行します。
> npm install -g パッケージ名1 パケージ名2 パッケージ名3
私がよくお世話になるパッケージは以下です。
- node-red-contrib-csvtojson
- CSVをJSONにパースするノード
- node-red-contrib-fs-ops
- 基本的なファイルシステム操作を実行するためのノード
- node-red-contrib-image-output
- 画像をプレビューするためのノード
- node-red-contrib-watchdirectory
- フォルダーを監視するためのノード
- node-red-dashboard
- Node-REDにダッシュボードを追加する
- node-red-node-base64
- BASE64形式にエンコード/デコードするためのノード
- node-red-node-serialport
- シリアルポート通信するためのノード
バージョン2.0以降の場合は以下も入れておくと便利です。
- node-red-debugger
- ブレークポイントを設定することができます
- nrlint
- ・潜在的な問題を特定するためのリンティングツール
- ・
npm install ~
後に、npx nrlint --init > .nrlintrc.js
が必要です