画像の前景領域を抽出するためのGrabCutアルゴリズムを利用するプラグインとして、以下を作成しました。
- OCV_GrabCut
- OCV_InteractiveGrabCut
OCV_InteractiveGrabCut
に関しては、
「GrabCutを使った対話的前景領域抽出」や「grabcut sample」を参考にしており、参考ページにある手順を実行できるようなプラグインになっています。
OCV_GrabCut
は、OCV_InteractiveGrabCut
で作成したマスクを画像に適用することが可能なプラグインです。
OCV_InteractiveGrabCut
について、手順を簡単に説明します。
- 元画像の前景領域を含む矩形を選択し、プラグインを実行します。
- 繰り返し回数や、マスクの編集のため元画像のオーバーレイの透過率などを設定します。
Foregraound color
ボタンやBackground color
ボタンで、筆の色を変更し、前景領域や背景領域に線を描いていきます。Run
ボタンで、元画像に反映します。- 3と4を繰り返し、問題なければ、
Finish
ボタンを押し終了します。
サンプル
OCV_InteractiveGrabCut
で作成したマスクを画像に適用するサンプルマクロを用意しました。以下の手順で試してください。
- こちらからzipファイルをダウンロードしてください。
- 全て展開します。
GrabCut_Macro.txt
とnicholas-2902973_640.jpg
とnicholas-2902973_640_mask.png
、「File -> Open」で開きます。OCV__LoadLibrary
を実行します。- GrabCut_Macro.txtを、「Macros -> Run Macro」で実行してください。