NetBeansでプラグイン(Hello World)

17th October 2021 at 8:44pm

NetBeansを使って、「Hello World」の表示を行う"ImageJ"プラグインを作ってみます。

大まかな流れとしては、以下のようになります。

  1. 新規プロジェクトの作成
  2. 新規クラスの作成
  3. Ant用"build.xml"の編集
  4. ビルド実行

build.xmlは、ビルド時のさまざまな動作(タスク)を記述したものです。ここでは、作成したclassファイルをpluginsフォルダに移動する動作を追加します。"ImageJ"では起動時に、pluginsフォルダにあるプラグイン(classファイル)をメニューに追加するからです。

「Hello World」の表示を実現するための必要最小限の説明を書きます。

1. 新規プロジェクトの作成

  1. "ファイル" ⇒ "新規プロジェクト" ⇒ "カテゴリー" ⇒ "Javaクラス・ライブラリ" ⇒"次>"
    (バージョン11.3では、"Java With Ant"から選択します)

  2. プロジェクト名を"ij_tools" ⇒ 終了
    • 例では、"ij_tools"としましたが、好きな名前で構いません※1

  3. "プロジェクト"ウィンドウの"ij_tools"を右クリックして、プロバティを開きます

  4. ライブラリの設定
    • Javaプラットフォームを選択します。もし新しく追加する場合は、"プラットフォームの管理" ⇒ "プラットフォームの追加"を行ってください。
    • "JAR/フォルダの追加"で、"ImageJ"のフォルダにある"ij.jar"を選択し、"開く"をクリックしてください
      (バージョン11.3では、"Classpath"の+マークで追加してください)

  5. パッケージングの設定
    • "コンパイル後にJARをビルド"のチェックを外す
      (バージョン11.3では、"Packaging"に項目があります)

  6. 実行の設定
    • メイン・クラスに、"ij.ImageJ"を入力してください
    • 作業ディレクトリに".(カンマ)"を入力してください

2. 新規クラスの作成

実際には、新規にJavaクラスを追加します。

今回は、こちらからJavaファイルをダウンロードして(Rawボタンを右クリックして保存してください)、”ファイル”ウィンドウのsrcフォルダに、ダウンロードした"hello_world.java"をドラッグ&ドロップします。

3. Ant用"build.xml"の編集

”ファイル”ウィンドウの"build.xml"のプラスマークをクリックして展開し、"compile"をクリックします。
少し上に、"-post-compile"のターゲットがあります。

    <target name="-post-compile">
        <!-- Empty placeholder for easier customization. -->
        <!-- You can override this target in the ../build.xml file. -->
    </target>

以下のように、ファイルの移動を実行するタスクを追加します。
こうすることで、コンパイル後、"hello_world.class"がpluginsフォルダに移動します。

    <target name="-post-compile">
        <!-- Empty placeholder for easier customization. -->
        <!-- You can override this target in the ../build.xml file. -->
        <move file="${build.classes.dir}/hello_world.class" todir="plugins" />
    </target>

実際の画面は以下のようになります。

使うタスクは、"Copyタスク"、"Moveタスク"、"Deleteタスク"、"jarタスク"あたりでしょうか。私は、"Copyタスク"、"Moveタスク"、"jarタスク"以外を使ったことがありません。 詳しい記法の説明は、Google検索「ant copyタスク」などで、調べてみてください。

4. ビルド実行

"実行" ⇒ "プロジェクトを消去してビルド" を実行してください。その後、実際の動きを確認したい場合は、"プロジェクトを実行"をクリックするか、もしくは"F6"を押してください。

ブレークポイントを利用したい場合は、"デバッグ" ⇒ "プロジェクトをデバッグ"を実行してください。

クリックすると、

※1
名前に「plugins」の語句が入らないようにしてください。試してみれば分かりますが、ImageJのメニューに登録されるプラグインの階層がおかしくなります。(場合があります)


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